新緑の南東北旅③五色沼と浄土平
2022.5.3.~5. 


五色沼湖沼群
福島県北塩原村
1888年(明治21年)磐梯山頂北側、小磐梯を含む部分が水蒸気爆発によって山体崩壊を起こし、
岩なだれが川をせき止め、このエリアに数百もの湖沼が形成されまました。
そのうちの数十の湖沼群が「五色沼湖沼群」です。
2016年にミシュラン・グリーンガイド1つ星に認定。
正確には「五色沼湖沼群」と言い、毘沙門沼・赤沼・みどろ沼・竜沼・弁天沼・るり沼・青沼・柳沼などの数多くの湖沼の総称。
沼によって、エメラルドグリーン、コバルトブルー、ターコイズブルー、エメラルドブルー、

パステルブルーと色が違う不思議な場所で「神秘の湖沼」と言われています。
5つの沼というわけではなく、様々な色彩を見られることから「五色沼(ごしきぬま)」という名前がつきました。
色が異なる要因は、天候や季節、見る角度、水中に含まれる火山性物質などによると言われています。
(裏磐梯観光協会より)

毘沙門沼



お昼頃、五色沼の駐車場は大渋滞
今までの静けさが嘘のように賑わっています
今回は五色沼湖沼群を巡るハイキングコース
全長約4㎞ 所要時間 片道1時間10分~を歩きました



一番大きい毘沙門沼からスタートです



赤 沼



この沼の周辺に生えている草木の根元はところどころ赤茶色に染まっていて、名前の由来にもなっています
これは水に含まれた鉄分が変色したために起こったものだそうです









みどろ沼



3色の水をもつといわれる「みどろ沼」
ひとつの沼でも、場所によって水質や水深などが異なるためこのような色になっているようです









竜 沼



散策路から少し奥に入ったところにある竜沼(たつぬま)
名前の由来は不明で…ミステリアスな沼でした









弁天沼



毘沙門沼の次に大きな沼で、コバルトブルーのグラデーションがとても綺麗です
展望台からは弁天沼と簗部山(やなべやま)、西吾妻山を一緒に眺めることができます









瑠璃沼



五色沼の中でもっとも神秘のベールに包まれている沼で
珪酸アルミニウムとウカミカマゴケの影響で瑠璃色になると推測されています
沼の1/3ほどしか見えないので色がよくわかりませんが
冬は青く見え、春は緑色がかるのだそうです







青 沼



カルシウムと硫酸イオンを多く含み
水中には沼の色に大きな役割を果たしているといわれているウカミカマゴケが繁茂しています









柳 沼



水の透明度が高く、周囲の木々が湖面に映りなぜかホッとする湖です
五色沼のなかで特に紅葉を楽しめる場所で、秋は色づいたカエデやウルシが沼を囲みます
五色沼周辺の紅葉の見頃は、例年10月中旬~11月上旬
また秋に訪れてみたい神秘の五色沼でした







エンレイソウ                                       フキノトウ

 

散策路を歩きながら山野草を探していたのですが
まだやっと新芽が出たばかり…
その中で、エンレイソウが小さな花を付けていました






そして可愛かったのがスミレです


毘沙門沼から柳沼までが自然探勝路となっていて
復路は路線バスに乗ってスタート地点に帰ることにしました






そして本日最後の目的地はこの山



磐梯吾妻スカイライン浄土平に向かいます🚘



磐梯吾妻スカイライン
浄土平
福島県福島市
標高約1600mに位置し、火山礫に覆われた荒々しい山肌をはじめ、沼や池塘を散りばめた湿原、
高山植物のお花畑など、変化に富んだ風景が広がっています。
福島市内から車で約1時間。ビジターセンターを中心に、駐車場、登山道、

自然探勝路などが整備され、手軽に高山の自然を楽しむことができます。
(環境省HPより)



磐梯吾妻スカイラインは冬季通行止めがあり
4月下旬に通行可能となります
開通してからも凍結が予想される夜間は通行止めとなっていて
この日も17時にゲートが閉鎖されることになりました
最高地点近くには雪の回廊が残っていました





一切経山(いっさいきょうざん)
(標高1949m)



視界が開けると正面に一切経山
福島県の吾妻連峰北東部に位置し、いまだに少量の噴煙を上げる活火山です
その昔「空海和尚」が“一切経”という経典を山中に埋めたことからその名がついたといわれています












浄土平に着いたのは15時過ぎ…
レストハウスでラストオーダーが迫っていました
観光もしたいし食事もしたい
両方欲張っているとゲートが閉まってしまいますタラー











ということで…
食事は我慢して吾妻小富士にミニ登山することにしました
山頂までジグザグの階段が続いています




浄土平 吾妻小富士
(標高1707m)
秀麗な小型の富士山を思わせ、地元の人々にも古くから親しまれている名山です。 
浄土平駐車場わきからの登山道(階段)を約10分登ると直径約500mの火口の眺めは圧巻で、火口底までは約70mあります。
火口壁をぐるりと一周すると1時間かかります。浄土平や福島盆地など展望も抜群です。
(ふくしまの旅より)



吾妻小富士に登るのは2度目
前に来た時は強風が吹き荒れていてお鉢めぐりができませんでした
今回も山頂に立っているのが精一杯
突風が吹くたびに火口に吸い込まれそうになり
断念することにしました泣










福島盆地は展望できませんでしたが
山頂からは浄土平湿原、ビジターセンター、レストハウスなどが一望できました
あと1時間あまりでゲートが閉まってしまうのに
まだたくさんの観光客が遊んでいました











浄土平の北側には強い火山性ガスが噴出している場所があり
この辺りは駐停車禁止の区域になっています








高湯のゲートまでは約40分と聞いていましたが
途中写真も撮りたいので少し早めに出発です



涅槃坂
浄土平から1kmくらいまでが火山性ガス危険区域
今日は渋滞していないので止まることはないのですが
窓も閉めて、念のため車の換気も外気導入から内気循環にしました











硫黄平橋手前
微かに硫黄の匂いを感じながら
ゆっくり通り過ぎました







天狗の庭
(標高1340m)



高湯ゲートに向かう途中
作家 井上靖が「小富士の残照」と命名した場所
天狗の庭に着きました











「天狗の庭」の場所は正面の緑の森辺りのことで、その先に福島市街地が展望できます

この庭で天狗が舞い遊んだという故事にちなんだ名所です。
灌木と草地が混在する天然の庭で、岩から岩へと舞い飛ぶ天狗たちの姿を思い浮かべてみてください。
…と標識に記載されていました





つばくろ谷
(標高1200m)



この不動沢は、つばくろ(イワツバメの別名)が飛び交うところから
「つばくろ谷」とも呼ばれています。
この沢にかけられた不動沢橋は谷底まで約80mの高さがあり、橋の上からの眺めは絶景です。
…と標識に記載されていました

かなり高度感のある景色でした目



高湯ゲートを17:00までに無事通過して
福島から東北中央自動車道(無料)に乗ってホテルに帰りました
1日中走り回ってちょっとハードだったかな…



そして、お昼ご飯を食べれなかった分
ホテルの夕食↓



格別美味しくいただきました割り箸気づき




3日目は新潟県関川に向かいます🚘