![]() ![]() ![]() (長野県小谷村) いつも日帰りで出かける栂池自然園ですが 今回は栂池山荘に一泊して ゆっくり歩くことにしました ![]() 栂池高原駅から栂池ゴンドラリフト「イブ」で20分(4120m) 栂の森駅で栂池ロープウェイに乗り換えて5分(1200m) 栂池高原駅が標高839m、自然園駅が標高1829mなので 一気に約1000m登ったことになります ![]() 栂池自然園入口の紅葉は全体の4~5分位 これから行く浮島湿原(標高1920m)辺りが見頃を向かえているようです ![]() 園内一周、展望湿原まで約5.5Km ゆっくり歩けば約3時間半から4時間のコースです いつもと同じルートで… ミズバショウ湿原⇒ワタスゲ湿原⇒浮島湿原⇒モウセン池⇒展望湿原 ⇒ヤセ尾根⇒浮島湿原⇒ワタスゲ湿原⇒ミズバショウ湿原 栂池山荘は自然園の入口にあるので 先にチェックインを済ませ、荷物は部屋に置いて ロープウェイの終了時間(4時半)を気にすることなく 散策に出かけました ![]() ![]() (標高1860m) メインステージは6月下旬~7月上旬にかけてのミズバショウの群生です。 本州では一番遅咲きと言われ、残雪と新緑の調和がとれた中に咲くミズバショウの清楚な姿は 清々しく感じます。 (パンフレットより) ![]() 秋が深まってくると白い幹のダケカンバが黄色く染まり クマザサなどの緑、ナナカマドの赤とのコントラストが とても美しいビュースポットです ![]() 今年の見頃は9月末~10月初旬のようです ![]() ![]() コバイケイソウの花殻がやたら目立ちますが 残り僅かな花と実を追いかけながら 午前11時過ぎに歩き始めました ![]() ![]() (標高1870m) 7月中旬~8月上旬にかけてのニッコウキスゲの花と ワタスゲの白い花穂や、チングルマの花々が日光と高原に吹くそよ風を浴びてキラキラ輝き 後ろにそびえる北アルプスとの調和が感動的です。 (パンフレットより) ![]() 今はワタスゲやチングルマが 草紅葉となって湿原を敷き詰めています ![]() ワタスゲ湿原を抜けるといよいよ本格的な登山 歩きやすい木の階段が多いですが息が切れてきます マスクを外したいところですが 時々行き交う人とのエチケット マナーを守って頑張りましょう 小蓮華山が間近に迫ってきました ![]() ![]() 小蓮華山の稜線は紅葉が進んでいて とてもキレイです ![]() 途中、浮島湿原を通過するのですが 立ち寄るのは帰りにして… ![]() ![]() 食虫植物のモウセンゴケが群生している小さな池 木のベンチがあって休憩スペースがあります ![]() しかし… 先客がいたので全景を撮るのは諦めて ひととき池を覗きこんでいました ![]() ![]() どれがモウセンゴケかわかりませんでしたが ホッと一息つける場所でした 最高地点展望湿原まで後500m 最後の登りです ![]() ![]() ![]() (標高2010m) 園内奥の展望湿原では間近に迫る白馬三山の勇姿と 日本三大雪渓のひとつ白馬大雪渓を楽しむことができます。 (パンフレットより) ![]() 展望湿原には広いデッキスペースがあり お昼ご飯はここでいただくことにしました ![]() しかし正面に見える白馬三山(白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳)の上空は 厚い雲が巻いていて 展望湿原でも台風並みの強風が吹き荒れていました 汗をかいた後だけに長居は無用 急いで食べて下山です ![]() 白馬岳の向かって右側の小蓮華山は穏やかな快晴 ![]() ![]() 北アルプスの中でも位置が少し違うだけで 色々な気象条件を作り出していることを知りました ![]() 展望湿原を見下ろす最高地点 この辺りではナナカマドやダケカンバの紅葉が 真っ盛りでした ![]() ![]() ![]() (標高2020m) 秋にはサラサドウダンの紅葉が疲れを吹き飛ばしてくれます。 ヤセ尾根のピークには展望台があり、ここからも白馬三山や白馬大雪渓を間近に 望むことができる絶景ポイントです。 (パンフレットより) ![]() 栂池自然園を一望できるヤセ尾根のビューポイント ![]() 手前から浮島湿原、ワタスゲ湿原、ミズバショウ湿原 赤い屋根が栂池ヒュッテ記念館、ビジターセンター、栂池山荘と続きます ![]() ヤセ尾根は急な階段で一気に高度が下がります オオカメノキやサラサドウダンの紅葉が秋の深まりを感じさせてくれました ![]() 自然園の反対側の眼下には「雁股池」 神秘的な池です もう一つ、「栂池」があるようです ![]() 小蓮華山の山肌には紅葉のパッチワーク ![]() その下には先ほど 息を切らして登ってきた登山道があります 周りの絶景に気を取られて転ぶと危険なので… しばらく歩くことに集中することにしました ![]() ![]() (標高1920m) 大きく開けた湿原中央に小さな池があり、その中に丸い浮島が顔を出している様子が 湿原の名前の由来となり、池塘に映る白馬岳の姿は園内随一の撮影スポットになっています。 ワタスゲの白い花穂やニッコウキスゲの花が同時に見られることもあり、 秋にはチングルマやクロマメノキの草紅葉と山肌の彩が圧巻です。 (パンフレットより) ![]() 浮島湿原まで降りてくると強風は落ち着き ホッと一息つくことができました ![]() 広い湿原のあちこちに点在する池塘と 見頃を迎えた草紅葉 ![]() いつも慌ただしく行き過ぎる浮島湿原ですが 今日はデッキスペースで一休み… ![]() 浮島に白馬岳が映り込まないかな… と期待もありましたが ここにいられるだけで幸せな気持ちになれる 心の余裕ができたような気がしました ![]() ![]() 園内を一周する途中、夏には見られなかった 秋の花や実を集めてみました ![]() イワショウブの実 (ミズバショウ湿原) ![]() ベニバナイチゴの実 (ミズバショウ湿原) ![]() ママハハコ (ワタスゲ湿原) ![]() オオカメノキの実 (ヤセ尾根) ![]() クロツリバナの実 (ミズバショウ湿原) ![]() ダイニチアザミの花 (ワタスゲ湿原) ![]() シシウド (ワタスゲ湿原) ![]() リンドウ (ヤセ尾根) ![]() ツルニンジンの実 (ミズバショウ湿原) ![]() ![]() ![]() ヤチトリカブト (ミズバショウ湿原) 秋の花はひっそりと清楚に咲いていて… まだきっとたくさんの花や実があったと思いますが ほんの一部をご紹介させていただきました ![]() 西側に北アルプスがあるため 栂池自然園の午後はあっという間に陽が暮れていきます ロープウェイの最終便が4時半という早さに 納得ができました ![]() ![]() (長野県小谷村) 標高約1,900mの自然の宝庫、中部山岳国立公園・栂池自然園に栂池山荘はあります。 白馬三山をはじめとする山々の稜線が、圧倒的な迫力で目の前に広がります。 広大な栂池自然園内の山荘だからこそ、湿原で春を告げるミズバショウをはじめ、 多彩な高山植物たちがいきいきと咲き誇る姿に出会えます。 鳥のさえずり、木々を渡る風の音、爽やかな水音など、 心地よい響きに耳を澄ます時間も、国立公園内にステイする醍醐味です。 (栂池山荘HPより) ![]() (写真はお借りしました) ![]() 毎年この時期には満室で泊まれない栂池山荘ですが 今年はコロナ禍の中、予約を取ることができました 2階のラウンジからは北アルプスが一望でき お部屋はシンプルな和室ですが窓から白馬乗鞍岳や小蓮華山が見えました お食事は1階のレストランでいただきます そして山荘でお風呂に入れるのはとてもありがたいと思いました 夕食は17:30~ ![]() ボリューム満点の夕食で |