花を訪ねて…利尻・礼文・稚内⑤ 2021.7.10.~12. ![](img_o294.gif) ![](img_o292.gif) ![](img_o294.gif)
ペシ岬
北海道利尻島
利尻島の玄関口鴛泊港に到着すると一際目を引く岬が見えてきます
ペシ岬と呼ばれるその岬は、アイヌ語の「シペシ」(大きな崖)に由来します。
地元の人たちは、「灯台山」「ゴリラ山」などの愛称で呼んでいます。
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ペシ岬は、約20万年前にはじまった利尻火山活動の初期に生成された溶岩ドームです。
現在では、遊歩道が整備されるなど観光名所の1つとなっていて、
標高93mのてっぺんからは、利尻山やその裾野に広がる鴛泊一円の景色が望め、
日本海に目を向ければ礼文島や宗谷丘陵のパノラマを楽しむことができます。
文化遺産も数多く所在し、古くはオホーツク文化期の遺跡や近世の北方警備により命を落とした会津藩士の墓碑、
文政年間以降に建立された厳島神社、明治25年に建設された鴛泊灯台があります。
(集まれ!北海道の学芸員より)
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早朝カモメの鳴き声と、鴛泊港からウニ漁に向かう漁船の音で目が覚めました
朝食まで時間があったのでホテルの裏手にあるペシ岬に登ってみることにしました
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中腹にあるペシ岬展望台には
会津藩士の墓碑がありました
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ペシ岬の海側は切れ落ちた絶壁です
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頂上からはたくさんのウニ漁の船が見えました
上質な利尻昆布を食べて成長するウニ
美味しいはずですよね
このツアーで一番見たかった利尻山
ペシ岬からやっと山頂を覗かせてくれました
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今日も一日利尻山が見えるといいのですが…
残念ながら…最初で最後の一枚となりました
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下山はエゾノコギリソウやオニシモツケ、
エゾヨロイグサなどのお花畑を見ながらホテルへと帰りました
3日目は利尻島一周
花ガイドさんとともに南浜湿原に向かいます![バス](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/166.gif)
南浜湿原
北海道利尻島
利尻山を映す「メヌウショロ沼」を含む全長約1kmの遊歩道が整備されており、植物が群生する場所まで行くことができます。
ミズゴケが発達した島最大の高層湿原で、入口の看板には、旬の花情報が掲示されています。
売店やトイレなどの設備はありませんが、手つかずの自然、貴重な湿原、
たくさんの人の手で守られている数多の高山植物などをじっくり楽しめるスポットです。
(りしぷらより)
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遊歩道コースは、沼を徒歩一周する約30分ほどのコースと、
その奥にある湿原の中を散策できる徒歩約60分のコースの2つがありますが
花ガイドさんとガイドレシーバーで南浜湿原の生態系やお花の話を聞きながら
湿原を一周しました
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ガイドさんから南浜湿原の貴重な話を聞いたのですが
メモをしないとすぐに忘れてしまいます…
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一つだけ印象に残っていることは
地面がミズゴケで覆われていること
そして火山岩からできた養分の少ない土壌で
たくさんの養分を必要とする樹木は
立ち枯れしてしまうということです
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それでも5月のミズバショウからはじまり、
6月のワタスゲ、7月のカキツバタそして8月のタチギボウシと
花のリレーが見事に渡され、最後はサワギキョウなどで沼を彩る南浜湿原です。
(りしぷらより)
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クラウドベリー・タチギボウシ
モウセンゴケ・ツルコケモモ
南浜湿原で見つけた花はどれも小さくて…
マクロレンズの世界が広がっていました
次はオタトマリ沼に向かいます![バス](16618.gif)
オタトマリ沼
北海道利尻島
島の南部に広がる、29ヘクタールにも及ぶ利尻島最大の湿原「沼浦湿原」に静かにたたずむ「オタトマリ沼」は、
日本最北限のアカエゾマツの原生林に囲まれた周囲約1.1kmの島で一番大きな沼です。
1周約20~30分の遊歩道も整備されていて、美しいその姿から利尻富士とも呼ばれる「利尻山」を眺めながら、
水辺の散策を楽しむことができます。
(トラベルJPより)
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利尻島一の観光スポットオタトマリ沼
観光バスが何台も来て賑わっていました
でも…利尻山は見えません![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
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(写真はお借りしました)
晴れていたらこんな絶景が見れたはずです↑
利尻島は地上の水蒸気が利尻山を駆け上がり
雲が湧きやすい地形なのだそうです
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雲や霧が多いことでこのアカエゾマツの原生林に囲まれた
自然豊かな美しい沼が生まれたのかもしれませんね
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オタトマリ沼にはカゴメが水浴びに来ています
ガイドさんに聞いた話によると
海の塩分を洗い流しに来ているのだそうです
体にも餌にも塩分だらけ…
ここで一休みしてまた飛び立っていくようです
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オタトマリ沼の絶景を撮るのは諦めて…
ハマナスの花のエキスを使用したハマナスソフトクリームをいただきました
甘さ控えめで、ほのかに感じるバラに似た香りのソフトクリームでした
またいつかリベンジしようと思い描きながら
次の目的地仙法志御埼公園に向かいます![バス](16618.gif)
仙法志御崎公園
北海道利尻島
「仙法志御崎公園(せんぽうしみさきこうえん)」は、島の最南端・沿岸を走る道道108号を
1kmほど南に入った海岸沿いに広がる公園です。
ここは、"利尻富士"別名を持つ島のシンボル「利尻山」の絶景と、
かつて利尻山が噴火した時に海に流出した溶岩でできた
独特な海岸線を楽しむことができる、島を代表する景勝地です。
(トラベルJPより)
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オタトマリ沼と同じく
楽しみにしていた仙法志御崎と利尻山の絶景ですが…
裾野まで濃い霧が立ち込めていました
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こちらは晴れた日の写真です
観光客は皆さん、この写真パネルの前で記念撮影をしていました
駐車場から海岸に降りていくと
溶岩が流れ込んだ岩場にゴマフアザラシのプールがありました
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今年はコロナ禍でゴマフアザラシはいません
毎年フェリーに乗ってやってくるそうです
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登場するのは2度目ですが…
ハマオグルマの花がとてもキレイでした
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ゴマフアザラシは留守でしたが
例年なら餌やり体験をしたりすることもできるそうです
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プールの周りは利尻昆布が岩にぎっしり張り付いています
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ここにもカモメのコロニーがいっぱいあります
ちょっと汚そうに見えるカモメの糞ですが
実は昆布の成長に欠かせない栄養素がいっぱい
上質な利尻昆布を育てるお手伝いをしているそうです
そして利尻昆布を食べて成長するウニ
恵まれた環境が利尻・礼文にありました
カモメやウミネコをまとめて
利尻礼文では「ゴメ」と呼んで
可愛がられているようです
次は鴛泊港から12:05発のフェリーに乗って
稚内港に帰ります![船](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/384.png)
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