南信州さくらたび② 2022.4.9. 


桜 瑠璃寺のしだれ桜 桜
長野県高森町
瑠璃寺は1,112年(平安時代・天永3年)、比叡山の観予僧都(かんよそうず)によって創建され、
1,197年(建久3年)には源頼朝公の祈願所、その後も上杉謙信公戦勝祈願の寺、武田信玄公仏道修行の寺、
徳川家御加護の寺としても知られています。
境内には、源頼朝公が寄進したと伝わる枝垂れ桜(本堂前)、彼岸桜(会館横)、地主(じしゅ)桜、(鐘楼横)の三本の桜が
代替わりして現在も春になると見事な桜を咲かせます。
中でも、枝垂れ桜は樹齢約400年とされ、長野県の天然記念物に指定されています。

(JAみなみ信州より)



境内正面に鎮座する長野県の天然記念物に認定されている枝垂桜
周りには人だかりができていました









瑠璃寺本堂



2012年には開創900年を迎えた由緒あるお寺で
中部四十九薬師の十六番礼所になっています













本堂横の彼岸桜もお寺を包み込むように
大きな枝を広げていました













高森町自然愛護会が立てた標識によれば、幹周/4. 10m、樹高/20m
サクラの前の標柱には「源頼朝公寄進桜」と書かれていました
歴史を生き抜いてきた古木ですが
樹勢はよくたくさんの小さな花を付けていました











日の丸の国旗が掲げられていたので地元の方にお伺いすると
毎年4月第2日曜日に大島山瑠璃寺境内で獅子舞が行われるそうですが
今年はコロナ禍で中止になったそうです
瑠璃寺が創建したと同時期に発祥した長い歴史を持つ伝統芸能で
伊那谷地方にだけ見られる幌の中に巨大な屋台を納め、
舞い方とお囃子が入って練り歩く「舞楽系屋台獅子」の源流とか…
熱く語っていただきました


来年は開催されることを祈りながら
瑠璃寺をあとにしました


次は杵原学校に向かいます🚘




桜 杵原(きねはら)学校のしだれ桜 桜
長野県飯田市
飯田市山本にある木造校舎で、国登録有形文化財です。
昭和24年に山本中学校として建築されましたが昭和60年、中学校の統合により廃校となりました。
廃校後は地元住民によって整備がおこなわれ、
映画『母べえ』(2007年)などのロケ地としても使用されました。
春になると、校舎前の枝垂れ桜を見に多くの人が訪れます。
(南信州ナビより)



杵原学校の広い運動場と木造校舎
そして校舎の正面に樹齢約80年の若くて大きな枝垂桜があります













80年でこんなに大きな木になるとは…
桜って成長が早いんだな~と改めて歓心しました













ソメイヨシノの寿命は60年ともいわれていますが所説ありますよね…
山桜で200~300年、最も長寿のエドヒガンは500年以上とも云われています
育った場所の環境や栄養にも影響されて桜の歴史は刻まれていきますが
この桜も長く生き続けていってほしいものです











今年の桜の傾向として最初に
開花から散り始めまでの期間が短いお話をしましたが
飯田市では毎年「さくらさく」という南信州の桜情報を出していて
この情報を頼りに出かけています

杵原学校の桜は4/7に満開を迎え、4/9にはすでに一部落花となっていました
満開の時期は一般的に1週間くらいと考えられますが
あまりの早さに戸惑ってしまいました

よく見るとすでに葉っぱが勢いよく出始めてるのがわかりますねあせる
満開ギリギリのお花見となりました



次は最後の桜、麻績の舞台桜に向かいます🚘




桜 麻績の里 舞台桜 桜
長野県飯田市
南信州は桜の名木が多い地域です。
その中でも、樹齢約350年の「麻績の里 舞台桜」(おみのさと ぶたいざくら)は、

花ごとに花びらの数が違う、大変珍しい桜として人気があります。
見頃は、例年4月上旬~中旬で、長野県宝の旧座光寺麻績学校校舎を背景に美しく咲き誇ります。
近くには、樹齢約250年の名桜「石塚桜」や、長野市にある善光寺のご本尊が祀られていた「元善光寺」があり、

一緒に巡ることができます。
(トラベルJPより)



麻績の里 舞台桜は
樹齢350年、幹周4m、樹高12mで、飯田市の天然記念物に指定されています













飯田の町に点在する桜の名所ではあちこちでライトアップされていて
先ほど訪れた杵原学校の枝垂桜もライトアップされています
たくさんある中で私が見たかったのはこちらの桜ですキラキラ












屋台はほんの数軒で人出も思ったほど多くなく
まだ気を許せないコロナ禍の夜桜見物です












(写真はお借りしました)

舞台桜は、花びらの数が花ごとに異なるため(5弁~10弁)、半八重枝垂れ紅彼岸桜と呼ばれています。
「半八重」と「枝垂れ」という二重の突然変異が起こっており、
財団法人「日本花の会」により新品種と判定されている日本唯一の貴重な桜です。
(ぶらたび長野より)









舞台桜から少し離れたところに石塚桜があります↑







桜 麻績の里 石塚桜 桜
桜は推定樹齢250年で種類はしだれ彼岸、舞台桜のような八重ではありません。
樹高も15mと高く、古墳を覆うように枝を垂らしています。
少し高台になりますので、飯田の町並みや塩見岳のまあるい頭等の南アルプスが少し眺められます。
(信州いざない街道より)



丸い古墳を見守るように咲く石塚桜
飯田の街を見下す場所に凛と立っていました













かなり葉桜になりつつありましたが
太い枝から下がる枝垂れが妖艶に夜空を覆っていました













朝から夜まで一日中いいお天気で
星空と綺麗な月が出ていました

今回も三脚なしでカメラの機能を頼りに
手抜き撮影ばかりでしたが
一日中走り回って色々な方と一期一会の旅でした
自慢したい場所、自慢したい機材、自慢したいことは教えてあげたいこと
共有できるありがたさをこのたびで知りました気づき



最後までお付き合いいただきまして
ありがとうございました☆