南信州さくらたび① 2022.4.9. 

地元の桜は開花が遅れ、全国的にスライドして遅れるのかと思っていたら
開花から葉桜になるまでの時間を短縮して
桜前線は急ぎ足で駆け抜けていきました
以前より撮影ツアーで行きたかった南信州の桜めぐり
なかなか日程が合わず行けなかったので
今年はひとりで行ってみることにしました


桜 吉瀬(きせ)のしだれ桜 桜
長野県駒ケ根市



樹齢約100年、高さ28メートル、胴回り2.8m、エドヒガンしだれ桜(糸桜)
中央アルプス、天竜川を望む田畑の真ん中にあり、雪化粧した中央アルプスを背景にした一本桜が人気のスポットです
毎年、全国から多くのカメラマンが撮影に訪れます

現地に着いたのは午前8時頃でしたが、大阪からのツアーバスが来ていました
駒ケ根に前泊して早朝の撮影後、朝食会場の道の駅に行かれるそうです










私は県道沿いに車を止めて段々畑を登って行ったのですが
坂の上にも駐車スペースがあったようです
ツアー客が帰った後もたくさんのカメラマンが来ていました












中央アルプス展望のできるスポットでもあり
左から南駒ケ岳(みなみこまがたけ:2841m)・仙涯嶺(せんがいれい:2734m)・越百山(こすもやま:2614m)
空木岳(うつぎだけ:2864m)は桜の後ろになっていました












桜の木の下から見上げると
樹齢約100年という若さから樹勢を感じられる吉瀬のしだれ桜でした



桜 桜 桜 桜 桜



4/9は当初飯田市の桜めぐりを予定していましたが
前日の開花情報では散り始めのスポットがほとんどで…
急きょ駒ケ根市まで北上し桜前線を追いかけることにしました
しかし駒ケ根市の桜もやはり満開から散り始めが早く
4/7満開になったばかりの吉瀬のしだれ桜も桜吹雪が舞い始めていました



次は栖林寺に向かいます�🚘



桜 栖林寺 桜
長野県駒ケ根市
永覚山栖林寺(せいりんじ)は、元和元年(1615年)、光沢山青松院(現・山梨県甲府市山宮町)の末寺として開かれました
伊那諏訪八十八霊場の六十八番札所で、境内に咲くシダレザクラは樹齢400年、樹高19m、幹回り2.5mの巨樹で
残雪の中央アルプスを借景にして咲くさまは見事です



小高い丘の上に建つ栖林寺
建物としだれ桜との距離が狭いので
カメラに納まりきらないのが残念ですが…












空に向かって枝を張るしだれ桜に歴史を感じました














参道からの姿も美しくて…
この町に住む人たちを見守ってくれているようにも見えました













帰り道で近くに住むおばあちゃんに声を掛けられ立ち話
地元のお話を色々お聞きしました
中央アルプスと南アルプスに囲まれた風光明媚な土地に住むと
こんなに優しいおばあちゃんになれるのかな?
見習いたいものです



次は栗林の一本桜に向かいます🚘




桜 栗林の一本桜 桜
長野県駒ケ根市
幹周/4. 5m、樹高/12. 7m。樹齢450年
エドヒガンのしだれ桜 別名「城が腰の枝垂れ桜」とも呼ばれています



栖林寺からも見えていた栗林の一本桜
しかしなかなかたどり着けず
車を農道に止めてグーグルマップを頼りに歩きました
やっと見つけた畑の真ん中に立つ栗林の一本桜気づき











そこには大きなしだれ桜と彼岸桜が並んでいて
しだれ桜の根元には小さな祠が2つ祀られていました













「城が腰」という名前から昔お城があって
その傍らにあったのではないかと想像できますが
ネットで調べても詳しい情報は得られませんでした泣












桜の先には赤い屋根の大きな住宅があって
最初に見たときはこの家のお庭かと思っていましたが
少し離れていました


私以外にも何人が写真を撮りに来ている人がいて
伊那市から来たというファミリーのパパさんから
六道の堤が満開だからいいですよ~と声をかけていただきました
今回のコースに入れると全部周れなくなりそうなので
泣く泣く次の蔵澤寺に向かいました🚘





桜 蔵澤寺のシダレザクラ 桜
長野県駒ケ根市
曹洞宗の禅刹で、広善山と号し、毘盧遮那仏をご本尊としており、伊那七福神の一つ寿老人もまつられています。
三門は、市の有形文化財に指定されていて、隠れキリシタンゆかりの寺としても有名です。

境内には、樹齢約300年のしだれ桜があり見ごたえがあります。
(伊那谷観光より)



駒ケ根市の東部、中沢地区の丘に建つ蔵澤寺(ぞうたくじ)
駐車場からこの三門にかけて桜で埋め尽くされていました









山間にあるお寺ですが格式があって厳かな雰囲気があります
本堂には入ることはできませんでしたが
境内に咲き誇る桜を撮らせていただきました










三門を潜ったところにある樹齢約300年のしだれ桜が
塀から流れ落ちるように花を付けています
その先には桜の森と中央アルプス木曽駒ケ岳
絵になる桜風景がそこにありましたカメラキラキラ









縦で撮ったり横で撮ったり…
カメラのレンズに入りきらなくて悪戦苦闘
しだれ桜の撮り方もっと勉強してくるんだった泣








ツツジも満開を迎えていましたキラキラ



ここで写真を撮っていたフルサイズのカメラを持ったのおじさまたちの会話に入れていただき
今から行こうとしている「茅葺屋根の家 谷村家の桜」が桜の季節が終わったら
取り壊しになることをお聞きしました気づき

朝、車のナビに任せて走ってきた山道(18号)は天竜川沿いのとんでもなく細い道だったので
またその道を通ることなく行けるようスマホのGooglemapで再検索して
次の目的地「茅葺屋根の家 谷村家の桜」に向かいます🚘





桜 茅葺の家 谷村家の桜 桜
長野県中川村
中央アルプスを望む茅葺の家は谷村さん個人所有のお家
今は隣に住まいを移され物置として使用されています
しかし維持するのに限界を感じて今年の桜の季節が終わったら
取り壊しを決められたそうです



少し遠回りになりましたが国道153号から陣馬形山登山道の駐車場を通り越した辺り
林道から眺められる谷村家茅葺の家に到着しました
ちょうど谷村さんが畑仕事を終えてお昼休みに入られるところでした












桜の季節になるとSNSや写真ツアーの広告で見かける
中央アルプスと茅葺屋根の家の桜
今年が見納めになることはとても残念ですが
ギリギリ見に来ることができたことに感謝・感謝です






桜 西丸尾のしだれ桜 桜
長野県中川村



「日本でもっとも美しい村」として有名になった中川村
茅葺屋根の家谷村家の近くに西丸尾のしだれ桜があります
この桜は写真雑誌の表紙に掲載されてから全国に広まりました
推定樹齢450年以上、樹高16m、幹周5m
西丸尾のしだれ桜も小池家個人所有の敷地に咲く一本桜で
別名「小池桜」とも呼ばれています









見晴の良い段々畑の奥にあり
日本一美しい村の名にふさわしい風景でした
桜の近くまで行ってみたい気分でしたが
こちらも個人所有のお庭に咲く桜
無料で撮らせていただくだけでもありがたく
しばらく眺めていました桜



「中型バスでしか行けない写真撮影ツアー」にも行程に入るだけあってカメラマンが多く
ここで出会った方は先ほどの蔵澤寺でもお見かけした方
皆さん同じようなルートで桜の撮影をしているそうです
そして最近の撮影機材はミラーレス一眼が主流とか…
写真を撮っている人は機材にもこだわっている方が多いことを
改めて実感しましたカメラキラキラ




次は駒ケ根光前寺に向かいます🚘




黄色い花 光前寺通りのスイセン 黄色い花
長野県駒ケ根市
光前寺に向かう参道約500メートルに群生、中央アルプスをバックに格好の被写体として人気です。
地元農政組合、北割2区のみなさんが休耕田に1995年より植え始め、23年間に植えた球根は約28万玉。
増植した株を含めると推計約200万株。
「一目300万本」とも言われ、周辺の土手には30種類、休耕田には約300種類のスイセンが開花。
早咲きのアーリーセンセーション、ラインベルをはじめ、ガーデンジャイアント、

キングアルフレッド、アイスホーリスなどが咲き誇ります。
(信州駒ケ根ガイドより)



今回のお昼ご飯はコンビニのおにぎりおにぎり
道の駅花の里いいじまでいただきました
午後は飯田市に移動予定ですがちょっと寄り道をして光前寺に…
有名な光前寺のしだれ桜はまだ蕾だったので
木曽駒ケ岳とスイセンの花を撮ってみましたカメラキラキラ









何年か前に来たときは光前寺の駐車場に車を止めるか路駐でしたが
最近は「スイセン駐車場(無料)」が整備されていました













桜の花はどこかはかなげなイメージですが
スイセンの花は自己主張の強そうな花ですね
パワーを貰って帰りましょう笑い











中央アルプスの反対側には南アルプス
中央に天竜川をはさんで伊那谷が広がります
私の住む名古屋からも終の棲家にとこの辺りに移住する人が多く
長生きランキングで1位なのもこの美しい自然が
後押ししているのかもしれませんね~



次は瑠璃寺へ向かいます