兵主大社 平安の庭 2021.8.8. 
滋賀県野洲市

旧中主町のほぼ中央にある神社で、平成30年には建立1,300年を迎える歴史ある神社です。

祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、別名八千矛神(やちほこのかみ)です。

奈良時代初めの創建という、県下でも有数の古社です。

  約3万4000平方メートルという広大な境内の入口には、足利尊氏の寄進と伝えられる朱塗りの楼門(ろうもん)が立っています。

楼門をくぐると、楓(かえで)の老樹に包まれた玉砂利(たまじゃり)の参道が100mほど続き、

その奥に変化に富んだ拝殿と、流造の本殿が立っており、風致(ふうち)に富んでいます。

また、社殿南の庭園は、平安時代後期の作といわれ、池を中心とした美しい名園で国指定の名勝です。

社宝として、源頼朝や徳川氏の武具が伝えられています。

(滋賀・びわ湖観光情報より)



楼門

以前、草津市立水生植物公園に来た時にも参拝した兵主大社
こちらも台風の爪痕が残っていて
あちこちに倒木が散乱していました










拝殿

今回は参拝に来る人もなくひっそりと静まり返っていましたが
拝殿に吊るされた風鈴の涼しげな音色に癒され…
その音色をかき消すように蝉が合唱していました





兵主大社庭園

兵主神社拝殿の左奥にある庭園です。

この庭園は、神社がこの地に移転してくる以前からあったと考えられており、もともと神社の庭としてではなく、

鎌倉時代のこの地の豪族、播磨守資頼(はりまのかみすけより)邸の庭園だったといわれています。
 
庭園は、大規模な池泉廻遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)で、池に中の島を浮かべて出島を作り、

護岸(ごがん)の石組みや築山の三尊(さんぞう)石組みなど、造園の妙が感じられる美しさがあり、深い趣があります。

また、この池をめぐる小道は、一面苔がむした間を縫って作られており、京都の西芳寺(苔寺)を思わせるようなしっとりとした雰囲気があります。

池汀の曲線の様子などに遺構がよく残っており、平安時代後期の作といわれています。

国指定の名勝であり、毎年、紅葉時期にはライトアップが行われます。

(じゃらんネットより)



庭園公開は梅・椿(2月~3月)新緑・苔・あやめ(5月~6月)
紅葉(11月~12月)雪(冬季)
現在閉園中でしたが無理をお願いして入らせていただきました












近江の庭園めぐりをしていた頃から
一度来てみたかった兵主大社庭園













近江の水郷から引かれた水路が庭園をめぐり
今まで訪れた庭園とはまた違った趣がありました













紅葉の季節にはライトアップもされるようなので
またいつか訪れてみたい名勝庭園でした




次は八幡山に向かいます 🚘