福島一本桜めぐり① 2021.4.8.~10. 


楽しみにしていた
「三春滝桜と蔵王エコーライン雪の壁ウォーク」という名鉄観光のツアーが
宮城県の急激なコロナ感染状況により中止となり
今回は新幹線とレンタカーを利用して
福島県郡山市から一本桜に会いにいきました

出会った桜のアルバムです↓



いつもならバスに揺られているうちに目的地に着きますが
今回はスマホに入れておいた一本桜の位置情報を頼りに
数えきれないほどたくさんある一本桜の中で見頃を迎えた桜を追いかけて
驚きと感動のひとり旅となりました



  


名古屋から郡山まで新幹線に乗り
郡山駅でレンタカーに乗り換えてまず向かった先は

三春滝桜
福島県三春町

日本三大桜に数えられる滝桜は、大正11年10月12日に、桜の木としては初めて天然記念物に指定された名木です。
皇居宮殿の正殿松の間を飾る杉戸絵「櫻」(橋本明治画伯)や、赤坂サカス赤坂Bizタワー壁画「四季樹木図」(千住博画伯)が、
滝桜をモデルに描かれたことでも知られています。
開花期には四方に伸びた枝から、薄紅色の小さな花を無数に咲かせ、その様はまさに流れ落ちる滝のように見えることから
「滝桜」と呼ばれるようになったともいわれています。
(パンフレットから)



種類:エドヒガン系ベニ枝垂桜
樹齢:1000年以上(推定)
高さ:13.5M 根回り11.3M


今年の開花は3月30日、暖かい日が続き4月2日にはすでに満開
8日まで散らずに待っていてくれた滝桜に感謝・感謝です










お天気にも恵まれて
見事に咲き誇った姿を見ることができました













毎年ライトアップが行われますが今年はコロナで中止です














滝桜の周りには散策路が設けられ
正面後ろは高台になっています













階段の先は馬の背になっていて
こちらはソメイヨシノが満開でした













幹の周りは別世界

トトロに出てくる大楠のように
ちょうちょがひらひら舞っていました~♪



暖かかった先週とはうってかわって今週は冬に逆戻り
1日目は三春町に咲く一本桜をめぐりました










次に向かったのは…

②紅枝垂れ地蔵ザクラ
福島県郡山市

三春滝桜の娘といわれるしだれ桜で、妖艶なピンクの花が特徴です。
この桜の下には、地蔵堂があり、昔から赤ん坊の短命、夭折(ようせつ)の難を逃れるため
この地蔵に願をかけていたといわれています。
(郡山ガイドより)



種類:紅枝垂桜
樹齢:380年
樹高:16M
枝張:18M
三春滝桜から車で15分程の場所にある紅枝垂地蔵ザクラ
少し曇ってきたせいか濃いピンクではなく薄紅色の枝垂桜でした









根元には地蔵堂があるため
別名地蔵ザクラとも呼ばれています













郡山市指定の天然記念物にもなっています














例年三春滝桜よりも少し遅れて開花しますが
今年はどこの桜も一気に満開となりました













紅枝垂地蔵ザクラの周りには「さくら・はなもも回廊」という散策路があり
ハイキングコースになっています













三春滝桜に比べると観光客も疎らですが
花桃やレンギョウ、菜の花など
春の花に包まれた里山の風景がそこにありました



次は五斗蒔田桜に向かいます🚘







五斗蒔田桜
福島県郡山市
三春滝桜の子孫のひとつとも考えられています。
五斗蒔田集落のある木目沢地区は、藩政時代は馬の産地として知られていました。
土手下には馬頭観音様が祭られています。
地主は、馬頭観音桜と命名しようとしましたが、土地の名前の五斗蒔田をとって
五斗蒔田桜と名付けられました。
(photograph.proより)



種類:江戸彼岸枝垂桜
樹齢:約150年
丘の上のビーナスと呼ばれ
優美な枝ぶりからカメラマンの撮影スポットにもなっています











急な土手を駆け上れば
桜と安達太良山のコラボ写真も撮れますカメラ キラキラ











風が吹けば粉雪が舞い散るような・・・
繊細になびくしだれ桜でした
お天気のいい日にもう一度写真が撮りたい
五斗蒔田桜でした




次は表の桜に向かいます🚘





表の桜

地主の鈴木家は明治3年まで庄屋であったことから家を表と呼ばれていました
その名前から命名された表の桜です
これから見に行く不動桜の子で昭和22年に実生苗から
このような立派なしだれ桜に成長したようです



種類:紅枝垂桜
樹齢:68年
樹高:9.3M
幹回り:3.5M
(平成27年9月現在)
と記してありました
ドライブ中に見つけた銘木です




次は忠七桜に向かいます🚘





忠七桜
福島県郡山市

田村郡には三春滝桜の娘といわれる桜がたくさんありますが、
その中でもひときわ紅色の鮮やかな桜で、戊辰戦争の時に会津の惨状を知ったこの地の忠七翁が
供養のために祠を建てて、自宅前の桜をこの地に移植しました。
忠七翁の「いつまでも桜を守れ」という言葉を守り、今でも桜を大切に管理しているそうです。
忠七桜は丘の中腹に立っており、周囲はピンク・赤などの春の花が咲き乱れています。

(pixpotより)



種類:紅枝垂桜
樹齢:170年

三春滝桜の子孫ともいわれている忠七桜
しかし無残にも・・・
2019年10月の台風により倒木してしまいました









根元は補強されていましたが
なんとかクレーンで元の状態に戻せないものかと
心痛む思いがしましたショボーン












それでもたくさんのかわいい花をつけて
生命力の強さを感じながら
しばらく忠七桜を眺めていました












現在忠七翁の5代目がこの桜を守っていて
桜の傍らに奉られた祠には
地元の方々からのお供え物が備えられていました




  







(写真はお借りしました)
また忠七桜が元の状態に蘇ることを祈りつつ
わずかながらお賽銭を納めて
次の目的地へ向かいました





伊勢桜
福島県郡山市中田町

伊勢屋商店の主人が植えたことから
伊勢桜と呼ばれています



道路を走行中に見つけた枝垂桜
私以外にも何人かの人が写真を撮っていました
桜マップには載っていない一本桜に出会うのも
旅の醍醐味かもしれませんねラブラブ



次は上石の不動ザクラに向かいます🚘





上石の不動ザクラ
福島県郡山市

不動明王を祀る不動堂の境内にある桜です幕末頃、このお堂は寺小屋として使われ
その名残が天井などの落書きに見られます



種類:紅枝垂桜
樹齢:推定350年
樹高:16M 枝張18M
この桜も三春滝桜の子孫といわれています











不動堂の周りは一面の菜の花畑が広がっています














菜の花の甘い香りに包まれると子供の頃を思い出します
故郷にタイムスリップしたような
懐かしい気分に浸りながら
写真を撮っていましたカメラ キラキラ



次は弘法桜に向かいます🚘






弘法桜

福島県三春町
弘法大師ゆかりと伝わる桜です
小高い丘の共同墓地内にあります



ナビが誘導してくれた場所に桜はなく
車から降りて周りを見渡すと
小高い土手に桜が見えました目












種類:江戸彼岸桜
樹齢:400年

手前に脇道があったので登っていくと
立派な桜が2本迎えてくれました
樹勢もよく均整のとれた枝からは
たくさんの花を咲かせていました








桜の木の下には墓地や祠などが多く
死者の魂が桜となって生き続けているような気がします
そう思うのは私だけでしょうか・・・












弘法桜から見下ろす三春の風景
一本桜は数えきれないほどたくさんあることを知りました

桜  桜  桜  桜  桜

 

1日目の一本桜めぐりはこれで終了です

宿泊先は郡山
ダイワロイネットホテル郡山駅前に向かいます🚘






ダイワロイネットホテル郡山駅前
福島県郡山市



郡山駅に戻りチェックインしたのは
駅前に建つダイワロイネットホテル郡山駅前













1階はコンビニ、2~3階はテナント
4階にフロントがあります
洗練されたモダンな雰囲気のホテルです







お部屋はちょっと狭い18㎡でしたが
ベッドは154㎝のゆったりサイズで
ひとりで宿泊するには居心地の良い空間でした












一息ついて郡山駅へお散歩
お土産の下見と夕食を食べに出かけました




夕食をいただいたのは
ダイワロイネットホテル郡山駅前1階に4/6オープンしたばかりの

寿司と日本料理
湖穂里(こおり)



オープンしたばかりでちょっとぎこちない店員さんたちでしたが・・・














カウンター席で
自家製十割蕎麦の
旬野菜の天ぷら蕎麦をいただきました
菜の花やアスパラガス、レンコンなどの天ぷらでした
揚げたての天ぷらは美味しいですね♪
ごちそうさまでした割り箸


外食するのも不安になるほど
コロナの第4波が迫ってきていますが
今回は個人旅行にして正解だったかもしれません




2日目に続きます桜