花を訪ねて…利尻・礼文・稚内① 2021.7.10.~12. 


やっと催行になった旅はクラブツーリズムさん主催の
[小牧・県営名古屋⇔稚内]FDAチャーター便利用
高山植物の楽園利尻島・礼文島3日間

にひとり参加しました




先日の熱海の復旧も終わらない矢先
早朝から熊本鹿児島地方で線状降水帯発生のニュース
熊本空港周辺は雷雨のため着陸不能の場合
福岡空港または小牧空港に引き返すというアナウンスが入っていました











私が乗る稚内空港行きチャーター便は
定刻通り出発できそうでした













毎日雨の日ばかりでしたが出発日は薄曇り
雲を抜けると久しぶりに見る青い空がありました













座席数は80席くらいありますが乗客はツアー客30人のみ
ゆったりと1時間55分の空旅です


機内サービスでいただいたのは
アップルジュース(ホットコーヒー・お茶あり)ミックスあられ・ポテマルコ
ポテマルコは稚内の銘菓でした
美味しかったのでお土産に…と考えていました







稚内空港に着陸態勢に入ったころ
日本海の先に利尻島が見えました
海に浮かぶ利尻富士には山を巻くように雲が架かっていました
そして右裾野の先には細長い礼文島がうっすらと見えました目




今回のツアーは
1日目:稚内ノシャップ岬・北門神社・北防波堤ドーム🚢礼文島
2日目:礼文島桃岩展望台・ウスユキソウ群生地・スコトン岬・澄海岬🚢利尻島姫沼
3日目:利尻島南浜湿原・オタトマリ沼・仙法志御崎公園🚢副港市場・宗谷岬
🚢(フェリー)に乗船している時間が長かったので
かなりハードな日程でしたが
旅の思い出をまたブログに綴りたいと思っています





稚内空港からバスに乗り換えて
最初に訪れたのはノシャップ岬


ノシャップ岬
北海道稚内市


宗谷岬とは宗谷湾をへだてて相対しており、緯度としては宗谷岬より5度南に位置します。

アイヌ語で「岬が顎のように突き出たところ」の意味を持つノシャップ岬。

西側には利尻島をのぞむことができ、日本2位の高さ(43メートル)を誇る稚内灯台、

ノシャップ寒流水族館、青少年科学館など見どころも多い岬です。

(tripnoteより)




日本海の先には利尻富士がうっすらと見えています目












岬の真ん中にはイルカのモニュメント
これは宗谷海峡でイルカが目撃されたという
伝説に由来するものだそうです












イルカのモニュメントの先には
稚内灯台があります







稚内灯台

ノシャップ岬のシンボル的存在であるノッポな灯台は、紅白の鮮やかなツートンカラーが特徴です。
高さは42.7メートルで、北海道では一番高い灯台であり、全国では島根県日御碕(ひのみさき)灯台に次いで2番目の高さを誇ります。
 明治33(1900)年ノシャップ岬の丘陵地(現レーダーサイト)に建てられた旧稚内灯台は、長い間北の海を守り続けてきました。
 しかし、米軍ノシャップ基地の増強と拡張により移設を余儀なくされ、昭和41(1966)年1月10日現在の位置に移されましたが、

旧灯台と変わらないように建てられたため、このような背の高い灯台が建設されました。
(稚内観光情報より)



雪の中でもわかりやすいように
ツートンカラーになっているそうです













ノシャップ岬にたくさん咲いていたこの花は
ハマナスの花
北海道の花にも指定されています












甘い香りがするハマナスの花
秋には赤く熟した小さな実をつけ
ローズヒップとしてお茶やジャムになるそうです
名前は知っていましたが
咲いている姿を見るのは初めてでしたラブラブ




次は北門神社に向かいますバス





北門神社
北海道稚内市

稚内港を見下ろす小高い場所に北門神社があります。神職が常駐する神社としては、日本最北です。
 天明5年(1785)、当時宗谷場所を請け負っていた飛騨屋久兵衛の下請けだった三代目・村山伝兵衛が、

浜で天日(太陽)を拝んでいる群衆を見て天照大神を思い、航海安全、大漁の守護神として神宮大麻を授かり天照皇大神を奉斎し、
宗谷の地に社を建立して、宗谷大神宮と称したのが創始であると伝えられています。
 その後、明治29年(1896)に現在地に社殿を移築し「北門神社」と称しました。

(稚内観光情報より)



次に訪れたのは北門神社
大きな鳥居をくぐります













そして80段の石段を登ります














階段を登りきると放浪の歌人・並木凡平の歌碑があります
碑は、凡平直筆の色紙の文字を拡大して
高さ1.3mの黒曜石に刻んだもので、昭和43年(1968)に建てられ、
凡平を慕う会という団体によって守られています
「八十段 のぼりきわめて北門の社にひらく宗谷海凪ぎ」昭和8年の作品です










歌碑の近くにはカラーマンホール
南極観測で活躍した「タロ・ジロ」の兄弟犬と
これから向かう北防波堤ドームのイラストが描かれています
タロ・ジロは、稚内出身で、稚内で訓練を受けたため、ご当地マンホールになっているそうです











北門神社の本殿です
本殿の右側からは稚内の街並みが一望できますが…
写真を撮るのを忘れてしまいましたあせる







ガイドさんに教えてもらった北門神社の「えぞみくじ」
緑の網でカニのおみくじをすくいます




(写真はお借りしました)

おみくじの運勢は北海道弁で書いてあるとか…
ユーモラスなカニさんですね












私が気になっていたのは
神社の法面に咲いていたシキダリスの花
植えてあるのかと思ったら
どこからか種が飛んできて自生したそうです
耐寒性に優れている花なのでこの地を選んだのでしょうね…
とてもキレイでしたラブラブ



次は車屋・源氏に向かいます割り箸





車屋・源氏
北海道稚内市
稚内名物「たこしゃぶ」の発祥の店



お昼ご飯は北門神社の近くにある
郷土料理のお店 車屋・源氏に行きました













いただいたのはたこしゃぶ御膳
(磯物三味盛り・たこしゃぶ鍋・イクラ丼・香物・吸物)










薄くスライスしたタコを昆布だしの鍋でしゃぶしゃぶして
特製のタレで味わいます割り箸 ほんのり甘くて美味しい逸品でした








そしてイクラ丼
美味しそうに撮れませんでしたが
これだけで十分お昼ご飯になる
大粒のイクラがたっぷり乗った丼をいただきました


出発時間までのフリータイムは
お店から5分位歩いて
北防波堤ドーム向かいますスポーツ




稚内港北防波堤ドーム
北海道稚内市

北埠頭が旧樺太航路の発着場として使われていたとき、ここに通じる道路や鉄道へ波の飛沫がかかるのを防ぐ目的で、
昭和6年(1931)から昭和11年(1936)にかけ建設された防波堤です。
 樺太へと渡る人々で賑った頃のシンボルでもあり、古代ローマ建築物を思わせる太い円柱となだらかな曲線を描いた回廊は、

世界でも類のない建築物として内外の注目をあびています。
  半世紀を経て老朽化が著しかったため、昭和53年(1978)から3年間、全面的に改修工事が行われ、

昭和55年(1980)にその独特の景観がよみがえり、高さ13.6m、柱の内側から壁までが8m、
総延長427m、柱の総数70本、半アーチ式の構造形式です。
平成13年(2001)に北海道遺産に指定されています。
(稚内観光情報より)



車屋・源氏から歩いてすぐ
稚内港北防波堤ドームが見えてきます
稚内の観光名所といえば・・・
宗谷岬・ノシャップ岬・北防波堤ドームです











防波堤とは思えないほど立派な建築物で
2001年(平成13年)10月に「北海道遺産」、2003年(平成15年)に「土木遺産」に指定されています













現在では年間を通して様々な催しが開催されていて
映画やCMのロケ地としても利用されることがあるそうです













今日のような穏やかな海からは想像できませんが
冬の荒波が押し寄せる頃には
命を守るための大切な防波堤なのでしょうね



次は今回の目的地礼文島に渡るため
フェリーターミナルに向かいますバス




稚内港フェリーターミナル


(写真はお借りしました)





ターミナルで出航までの1時間
待ち時間にいただいたのは
シーサイドレストランYu-来さんのソフトクリーム
凄いボリュームで濃厚なクリーム
ガッツリお昼ご飯を食べた後なのに
躊躇なく胃袋に納まりましたソフトクリーム









稚内港~礼文島便は1日3便(06:30 10:35 14:10発)
14:10発のハートランドフェリーに乗船して
1時間55分の船旅です


北防波堤ドームともお別れです









利尻山を仰ぎながら礼文島に向かいます船 昨日まで5日間一度も利尻山を見ることができないほど悪天候で
今日やっと顔を見せてくれたそうです目 明日も晴れてくれるといいのですが・・・




礼文島香深港から
1日目のホテル
三井観光ホテルに向かいますバス




三井観光ホテル
北海道礼文町



礼文島の香深港でフェリーを降り
バスに乗り換えて約2分
三井観光ホテルに着きました












ホテルの前からは海に浮かぶ利尻山
先ほど乗ってきたフェリーが出港していきます










(写真はお借りしました)

ホテルのお風呂は温泉で利尻山を眺めながら入浴できます
お部屋はきれいなツインの申し分のないお部屋でしたが
山側のお部屋で窓からの展望はありません
海側のお部屋だったら利尻山が見えたのに・・・
それだけが残念でした


夕食まで少し時間があったので
ホテルの近くを散策しました



厳島神社
北海道礼文町

由来は・・・
文化5年宗谷場所の請負人藤野喜兵衛が松前福山から海産繁殖捕魚円満祈願のため祭神市杵島姫命を奉遷、
現在の町役場庁舎裏手斜面に祠を建て弁天社と崇めたのが創祀といわれています。
明治9年村社に列せられ同19年春日造りの社殿を建立しましたが、同22年大豪雨による土砂崩れで埋没し、
同年田中伊三郎・渡辺茂兵衛所有地の寄付をうけ明治28年現位置に社殿を建立奉遷、同39年神饌幣帛供進神社に指定されました。
昭和21年宗教法人となり、現在に至ります。
(北海道神社庁より)



ホテルの方にお聞きして訪れた厳島神社
ホテルの裏手を少し登った高台にありました












(写真はお借りしました)

本殿の天井画は礼文島に自生する花をモチーフに
38種類描かれています







厳島神社から・・・
今度は海岸を散策しました



日本海とは思えないほど波が穏やかです














ウミネコのカップルでしょうか・・・
1羽は防波堤に、1羽は浅瀬で食事中でした








「花の浮島礼文島」と名前の通り
島のあちこちにきれいな花が咲いていました



「ジャコウアオイ」














「ハマエンドウ」














「アカツメクサ」














「ハマベンケイソウ」









そろそろ
ホテルに帰って夕食です



メニューはもちろん海の幸三昧
最近肉より魚が好きになったのは
お年のせいでしょうか・・・
美味しく完食させていただきました割り箸



2日目の朝食はバイキング
開始時間がほかの宿泊客と重なり大混雑
写真は撮っていられませんでしたあせる



2日間は礼文島をあるきますスポーツ