奥裾花自然園と白馬五竜〜北信の旅

09.5.3.〜09.5.5.

旅の2日目(5月4日)の朝は昨日と同じく薄曇りの天気です。
北アルプスや北信の山の絶景は見ることができそうにないので、鬼無里にある
奥裾花自然園に行くことにしました。
2年前のGWに1度出かけたことはありますが、雪が多くて水芭蕉はまだ咲き始めたばかりでした。
今年の冬は雪も少なかったので期待できそうです。

 長野市内から裾花川沿いの406号を鬼無里へと向かいます。
新緑がとてもきれいです・・・

 
 西京から右折して、奥裾花渓谷沿いの道に入ると景色は芽吹きの季節へと逆戻りします。
残雪の山が間近に見えてきました。

 
 所々岩壁が現れ、古い地層がいくつも積み重なった絶景が広がります。

 
 渓谷を縫うように走ります。
この地層から貝類の化石が出てくるらしく、
考古学に興味がある方には楽しい場所でしょうね・・・

 
 駐車場で車を止め、そこから自然園まではシャトルバスで片道200円、5分程で着きます。
前回はシャトルバスの始発までかなりの時間があったので歩きましたが、
今回は行きはバスにして、帰りは歩いて帰ろうと思います。
シャトルバス終点から戸隠連峰が展望できます。昨日と反対側からの景色ですね。

 
 そして、奥裾花自然園とその先に乙妻山と高妻山が並んでそびえています。
昨日より霞んでいます・・・残念ですが。

自然園に入るとまず、ひょうたん池があります。
モリアオガエルの生息地だそうです。

 
自然園の中で一番大きい今池湿原です。
残雪はほんの少し残っているだけでしたがさすがにひんやりします。

 
 毎年見頃は5月初旬から6月上旬頃までですが
これから先、新緑に包まれる頃が一番きれいでしょうね・・・

自然園の周りで出会った春の植物
 
 水芭蕉 つくし
 
ニリンソウ コゴミ
 
 車道から元池を見下ろします。

元池からシャトルバスの往来を見送ります。

道路脇に山桜がひっそりと咲き始めています。

観光センターのある駐車場に戻り食堂で山菜の天ぷらそばをいただきました。
コゴミの天ぷらがとても美味しかったです★
お店の方に伺ったのですが、今年の奥裾花自然園は観光客が少ないそうです。
なぜなら、善光寺御開帳に客足が流れたらしく・・・同じ長野でも明暗を分けましたね。

自然園から今日の宿、
ぽかぽかランド美麻に向かいますが、
ちょっと道幅の狭い久津から行くことにしました。
途中の峠から白馬連峰が陽炎のように見えました。
写ってるといいな〜と思いながら貼り付けましたが・・・
残念ながら見えませんでしたね。

ぽかぽかランド美麻の温泉で旅の疲れをほぐし、
翌日(5月5日)は白馬で遊んで帰ります。
早朝は薄日が射すまずまずの天気ですが、
朝食後いざ出かけようとすると曇ってきました。
今日の天気は期待できそうにありません。

ヤナバスキー場を下り、中綱湖に行きます。
青木湖が見下ろせますが、どんより曇ってきました・・・

中綱湖にやってきました。
実はここの桜が見たくて今回の旅を企画したパンダですがすでに・・・桜は終わっています。
天気が良くて風がなかったら、湖面に映る桜を撮ろうと意気込んでいましたが残念です。


白馬五竜スキー場にやってきました。
天気が良かったら五竜テレキャビンに乗ってアルプス平まで行き、
八方尾根や白馬連峰を展望したかったのですがだんだん低い雲が
垂れこめてきました・・・
次回の楽しみに取っておくことにして、
カタクリ苑に行くことにしました。
ワクワクしながら、ゲレンデを旗に沿って向かいます。

ゲレンデの少し先にカタクリ苑はありました。
小さなかわいいカタクリの花がたくさん咲いていました。
地元愛知県のカタクリに比べると、環境はけっしてよくないでしょうが
けなげに咲いています。
春の訪れを教えてくれる妖精かもしれません。


中央道は渋滞間違いなし。
今回は野麦街道から野麦峠そして久々野を通り
国道41号から帰ることにしました。
道草をしながら野麦峠に着きました。ここは
お助け小屋です。
ああ、野麦峠でおなじみの峠ですがこの小屋には
当時の情景が再現してあります。

野麦峠から乗鞍岳が一望できます。
今日はどんよりとした曇り空でしたので、はっきりとは見えませんでしたが
乗鞍の絶景が見える場所です。

国道41号もかなりの渋滞で何時間車に乗っていたでしょう・・・
ETC割引よりも時間短縮できたほうがありがたいかも・・・と複雑な心境です。

とりあえず、事故もなく帰って来ることができました。
最後までおつきあいいただきまして、ありがとうございました☆