09.4.19.

岐阜県明宝村の芝桜と春山満喫

 今回の旅は当初、高山市宮川沿いの桜と宮村の臥龍桜をセットで花見に出かけるつもりでしたが、
        中日新聞岐阜県版に、この明宝村の国田家の芝桜が掲載されていました。
今日はルートを変更して、明宝村から春の里山をぶらぶら歩いてきましたので、ご一緒にお楽しみください。

郡上I.C.⇒寒水地区⇒道の駅明宝⇒国田家のお花畑⇒小川峠⇒弓掛川の渓谷⇒金山湖⇒岩屋ダム⇒帰宅

東海北陸道の郡上I.C.を降りて国道472号を北上します。
郡上市と高山市を結ぶこの街道をせせらぎ街道と言います。
道の駅明宝の手前を左折して寒水地区に行ってみました。
南斜面の集落は花桃や山桜、そして庭先にはチューリップ、芝桜などが
植えてあり、まさに春の楽園といった雰囲気の村です。
へび岩公園というお宮さんで、商売繁盛の神様にお参りをしてきました。

小川沿いにきれいな山桜を発見!
朝日に映えて浮き上がって見えました。

道の駅明宝に着きました。
トイレ休憩と、春の景色を楽しもうと立ち寄ります。
ここは農産物から植物の苗、特に明宝ハムが有名でおみやげ品の
品揃えも充実しています。

道の駅沿いに磨墨の里公園が整備されていて、
新緑と八重桜、花桃などたくさんの木が一斉に花をつけています。

観光客から歓声が上がるほど、それはそれは見事な春の景色に
思わず見惚れてしまいました・・・

道の駅から階段を下るとせせらぎの池があります。
5月になるとここにカタクリの花が咲くそうです。

せせらぎの池の先には清流吉田川が流れています。
芽吹き始めた木々と、川のせせらぎを聞きながらひととき休憩です。
心癒される気がします。

新緑の季節は秋の紅葉に負けないくらい、色鮮やかな色彩になります。
今年も山が目覚めてきましたね・・・

道の駅から少し走ると今回の目的地、国田家のお花畑に着きます。
国田家の方々のご苦労が実って、こんなに広いお花畑ができました。

芝桜を中心にチューリップ、スイセン、桜、スミレ・・・などなど
ここも春ならではの絶景です。

面積は約2,500mあり、平成4年に水産大臣賞、平成8年には総理大臣賞を
受賞したそうです。

4月下旬から5月上旬が見頃と聞いていましたが、
すでに、現在見頃といってもよいほど満開でした。

国田家のお花畑を後に、小川峠から金山町に向かうことにします。
いくつものカーブを曲がって小川峠に差し掛かる前、車外に出ると
芽吹きの山並がとても清々しく迎えてくれました。

小川峠を越えるとこぶしの花が咲く山並に変わりました。
こちら側のほうが春浅く感じられます。

金山町にある岩屋ダムの上流、弓掛川の渓谷に差し掛かりました。
すると、野生のお猿さんがたくさんいて我々の様子を見ているようです。
橋から見下ろすとエメラルドグリーンの清流に吸い込まれそうです・・・

ちょっと渓谷に降りてみます。
道などないので足を滑らせないように慎重におります。
岩場の折り重なる渓谷はまさに大自然の中、とても神秘的でした。

岩屋ダムがせき止めた金山湖に着きました。
ここも新緑と山桜がとてもきれいです。

ここは紅葉の名所で、秋にはたくさんの観光客がやってきますが、今はとても静かです。
時折ツーリングの団体さんが楽しそうに走っています。
お先にどうぞ!我々は景色を楽しみながらスロー運転ですから・・・

この山の向こう側には下呂温泉があります。
下呂温泉と聞けば全国的に有名なので観光客も多いですよね・・・

この道を北上すると道の駅美輝の里があり、日帰り温泉施設や宿泊施設があります。
下呂温泉と泉質が似ていて、しっとりと肌に馴染む美人の湯としても人気です。
今日は時間がなかったので立ち寄れませんでしたが、お気に入りの温泉です。
どこにでもある春山の風景ですが、一年のうちほんのわずかな時期しか
見られない芽吹き、新緑の時期、その貴重な時間を楽しんできました。
やがて濃い緑に変わり、紅葉の季節が来るのを待ち遠しく思うでしょうが
四季の移り変わりは、いつも本当に素晴らしいものだと思います。

ご覧いただきましてありがとうございました★