木曽駒ケ岳のお花畑 2019.8.10.
(長野県駒ヶ根市)
中央アルプスは、駒ケ岳ロープウェイの開業によって、
登山者だけでなく登山を経験したことがない方にも、身近な存在となりました。
標高2612Mの千畳敷カールまでは、ロープウェイとバスを乗り継いで約1時間。
千畳敷駅から駒ケ岳までは往復4時間。
初心者向けの日帰り登山コースとして親しまれています。
(駒ケ岳ロープウェイパンフレットより)



天気予報と相談してお盆休みの初日、木曽駒ケ岳に行ってきました
早朝6時半、菅の台バスターミナル駐車場に着きましたがすでに満車
近隣の駐車場に車を止めたあと、混雑するバスとロープウェイを乗り継いで
山頂駅である千畳敷駅にやってきました
















今回はこちらの剣ケ池から逆回りして
八丁坂から乗越浄土までの登山をしました
















千畳敷カールを約45分で一周する遊歩道があります
ノコギリソウやカラマツソウ、シシウドなどの白い花がとても綺麗でした
















コバイケイソウもたくさん群生していましたが
すでに実を付けていました


何度か訪れている木曽駒ケ岳ですが
7月の海の日に来た時はまだ残雪でお花畑は少なく
9月後半にはすでに紅葉が始まります


短い夏のお花畑にはたくさんの種類の花が咲き誇っていました
















千畳敷カールの遊歩道を離れて
八丁坂の登山道を登り始めると
シナノキンバイやミヤマキンポウゲのお花畑
















急な斜面を埋め尽くすように
黄色い花が咲いていました
















急登を登り始めて振り返ると
眼下に雲海
そして南アルプスの稜線と富士山も見えました目
















息を切らしながら登っていると
紫色のかわいい花の群生地がありました
















黄色や白の花が多い中
一際目立っていました
















お花屋さんで見かけるポリジに似た
産毛のある多年草の高山植物でした
















急な斜面に咲き誇るのはクルマユリ
















標高2800Mの過酷な環境で生きていけるなんて・・・
凄い生命力ですね

















可憐な女王の品格がありました
















木曽駒ケ岳一番の難所八丁坂を登りきると乗越浄土に着きます
ここまで登ってくると登頂したような達成感があります

















右手には伊那前山(標高2883M)
















左手には宝剣岳(標高2931M)
怖くて登れませんあせる
















天狗荘から中岳(標高2925M)















宝剣岳と右手に天狗岩
















ここから中岳に登っていったん下り
その先に木曽駒ケ岳山頂(2956M)があります
















乗越浄土から見下ろすロープウェイ千畳敷駅(標高2612M)と
右端の宝剣岳(標高2931M)
















八丁坂の下りは
抜け落ちた絶壁のようです
そろそろ一眼レフはリュックにしまって
ストックを持った方が良さそうですあせる
















乗越浄土まで標高が上がると高山植物はほとんど見ることができず
岩に張り付くようにイワツメクサが咲いていました
















花崗岩がゴツゴツして土がほとんどないような場所でも
たくさんの集落を作って競い合うように咲いていたのが印象的でした
















伊那前山直下
早朝は晴天でしたが段々雲が湧き上がってきました
















サワギキョウ
















ウサギギク


















タカネツメクサ
















ミヤマダイコンソウ






下りは慎重に・・・
それでも写真は撮りたくて
カメさんになっていました










谷を渡る風に揺れていたオンタデ

















地味な花だけど
クロスゲとともに名脇役になっていました
















この花も同じ種類かな?



今回は全部の花の名前を調べようと思ってたけど
なかなか大変でやっぱり挫折してしまいましたあせる
















急な下り坂を恐る恐る降りてきてホッとした頃
空にはいろんな形の雲が湧き出していました

















山頂から噴煙を出しているような雲も・・・















千畳敷カールから見上げると
宝剣岳は凛々しくそそり立っていました

















木曽駒ケ岳の千畳敷カールは紅葉の名所でもあります
今は目に付かないですがナナカマドも数多く自生していて
9月の下旬には鮮やかな真紅に染まることでしょうねラブラブ
















ミヤマキンポウゲのお花畑
ミヤマキンバイ、シナノキンバイ、ミヤマダイコンソウなど・・・
よく似たお花が多くて間違ってるかもしれません
















遅咲きのコバイケイソウが残っていました
見頃の頃に見たかったですね・・・

















エゾシオガマのお花畑
先月に行った秋田駒ケ岳にも咲いていた高山植物
名前にエゾってつく花も最近知りました
















チングルマのお花畑
かわいい綿毛が山肌に敷き詰められていました

















サクライウズの蕾(?)
一般的にはトリカブトって花だと思います


















ミヤマキンポウゲ
群生地がたくさんありましたね・・・
















ヨツバシオガマ
八幡平にもたくさん咲いていた
鳥のくちばしのような花です















クロトウヒレン
咲いている花を探しましたが
まだ一つも咲いていませんでした
大好きな花なのです
















モミジカラマツ
千畳敷カールのお花畑に咲く白い花の大半は
ミヤマシシウドとモミジカラマツ
といっても過言じゃないくらいた~くさん咲いていました


ご紹介するのはここまでですが
ほかにも見つけられなかつたミヤマクロユリ
ミヤマリンドウ、キバナノコマノツメ・・・
などが咲いていたはずです


そろそろ帰り支度をする時間になりました
















千畳敷展望台の前に建つ駒ケ岳神社
登山のお礼をして帰路につきました


















帰りのロープウェイが大渋滞するらしいので
お弁当は下山してから食べることにして
ここでは地元のすずらん牛乳で作られた
ソフトクリームをいただくことにしました


気温20度の爽快な気温でしたが
あっという間に溶け出して
大急ぎで完食しました
















ロープウェイからこの景色が撮りたくて
普段なら30分間隔の定期便ですが
繁忙期の今日は9分間隔のピストン輸送
すでに長い人の列でしたが一便乗り過ごして
12時00分のロープウェイに乗りました



中央アルプスから湧き上がる夏雲を仰ぎながら
ここに来ることができたことを感謝・感謝
たくさんのお花にも出会えましたラブラブ



そして・・
最後までお付き合いいただきまして
ありがとうございました☆