北陸庭園めぐり  2017.7.12.〜14.  


北陸の庭園をあるいてきましたQueenly

那谷寺書院庭園、那谷寺奇岩遊仙境/石川県小松市
松桜閣/富山県黒部市
翡翠園、玉翠園/新潟県糸魚川市


那谷寺
石川県小松市

石川県小松市那谷寺は717年泰澄神融禅師により開創。
白山の神を信仰し、洞窟の中に千手観音をまつっています。
洞窟は母親の胎内とみて古い時代より、「胎内くぐり」の聖地です。
新たに生まれ変わり、罪が浄められると信じられました。
平安時代花山法皇により岩屋寺より那谷寺と改名されました。
中世には一向一揆等の戦乱で、伽藍が焼失、江戸時代、三代藩主前田利常公が荒廃を嘆き、再興されました。
現在は7棟の国重要文化財と、名勝指定園があります。

(KAGA旅・まちネットより)



山門

















金堂華王殿

















岩屋本殿















那谷寺書院庭園
石川県小松市

書院から見える庭園は、茶道遠州流の祖である多芸多能の天才茶人・小堀遠州の指導を受け、
加賀藩の作庭奉行・分部卜斉に造らせたものです。
園中に歩石を布置し、所々に石を建て、椎の老樹、杉の巨木が配されています。
いずれも苔に覆われた古色ゆかしい庭です。石川県で最も古い庭園で、
昭和4年(1929年)4月2日に文部省名勝指定園になりました。(※特別拝観)

















三尊石



書院奥にひろがる庭園「琉美園」の池中央にそば立つ自然の岩面は
3つに別れ三尊石と呼ばれています。
岩面の裂けた姿が阿弥陀三尊のご来迎に似ていることから名付けられました。
江戸時代には滝が流れ落ちていたこともあり、
現在も多くの雨が降ると滝が流れるさまを目にすることができます。















琉美園



































琉美園には小川が流れ、水芭蕉、しゃくなげ、あじさい、
つつじが綺麗な彩りをみせてくれます。

その一角には茶室「了了案」があります。
(以上那谷寺HPより)



雨上がりの庭園は湿度が高くて
息苦しさを感じる程でしたが
苔庭の緑が一層鮮やかさを増していましたモミジ
















那谷寺奇岩遊仙境

そそり立つ奇岩霊石に、いくつもの窟が開口して観音浄土浮陀落山を思わせます。
昔は海底噴火の跡であったと伝えられ、永い年月の間、風と波に洗われて現在の奇岩が形成されました。
自然を通してその本源である宇宙を拝みながら、素朴に生きようと望む心の奥深くの自然智を呼び起こす景観で、
平成26年に「おくのほそ道の風景地」として新たに国名勝に指定されました。
その奇岩山の中腹に、朱色の鳥居が鮮やかな稲荷社をお祀りし、五穀豊穣と豊かな自然をお祈りしています。
(那谷寺HPより)



鎮守堂展望台からの眺望です目

















紅葉したら綺麗でしょうね〜もみじ

















境内にはいくつかの池も点在し・・・

















自然に同化してしまいそう

















周りを切り立った山に挟まれた那谷寺は・・・

















今まで訪れたことのない
不思議な景観でしたQueenly















松桜閣庭園
富山県黒部市

近江八景の趣を取り入れたとされる回遊式庭園の眺めが壮観な庭園です。
明治・大正時代の若栗村の豪農西田収三家の離れの庭として造られました。
現在はNPO法人「松桜閣」保勝会が管理・運営しています。
中央には豊かな水をたてた琵琶湖を模した池と、茶室のある島がありそこからの眺めは格別です。
庭園正面にある松楼閣は現在書院風茶室として利用されています。
1956年には黒部市指定名勝に指定されました。
(とやま観光ネットより)



琵琶湖を模した池

















「北陸の銀閣」と称される松桜閣(左)と
天真寺

















浮島の茶室

















とても静かな庭園で
乳白色の池が神秘的でしたQueenly
















翡翠園
新潟県糸魚川市

 この庭園は、造園の権威大阪芸術大学学長、中根金作氏(正五位勲三等瑞宝章を追贈される)の
設計監督によるもので、 お城のような石垣を通り石段を登って玄関を入りますと、
正面にはメインのひすい原石(コバルトひすい)70tがまず目に入ります。
  庭園部分の敷地面積が1万7千平方メートルの本格的日本庭園です。
  松林を背景に三つの滝・池・曲水をもって構成されており、曲水の中にもひすい原石が配置され、

巨石と数多くの石を、 使用した日本でもめずらしい庭園として豪壮・優雅なたたずまいを見せています。
(いといがわベースより)



糸魚川といえばヒスイの産地です

















ヒスイの原石をふんだんに配した翡翠園庭園

















ヒスイの庭園に
赤いモミジが彩りを添えていましたもみじ

















翡翠園にはひすい美術館が併設されていて
糸魚川のヒスイをはじめ世界のヒスイの彫刻品が
展示されていました目
















玉翠園
新潟県糸魚川市

玉翠園は、谷村美術館に隣接している広大な日本庭園です。
  庭園からは、山間より流れる川・背景の山、遠くに見える黒姫山など、広大な景色が望めます。

 庭を見渡せる軽食コーナーがあり、翡翠のテーブルでくつろいだ時を過ごす事ができます。
(いといがわベースより)



後ろの山を借景に
芝生と松を配した庭園

















足立美術館の枯山水庭園に似てる・・・と思ってたら
同じ造園家の方の作品でした

















ここもやはり室内から鑑賞でしたQueenly
















庭園を眺めながらいただいたのは
「雪見氷(抹茶味)」
お値段400円とは
とても良心的でした音譜
















谷村美術館

当美術館は、木彫芸術の第一人者である、澤田政廣氏(文化勲章授章)の作品群を展示したもので、
設計は建築界の最高峰、村野藤吾氏(文化勲章授章)によるものです。
  澤田氏は、当地出身の相馬御風氏(早稲田大学校歌作詞者)と若き頃の出会いがもとで、

当地を訪問され翡翠園、玉翠園を見学されました。 
その際当園の景勝を激賛され、この地に仏像を中心とした美術館をとの話があり、
谷村繁雄により建設されたものです。
  美術館全景は、シルクロードの砂漠の遺跡を想定し、館内は石窟調になっています。

一つの堂に一つの仏像が安置され、鑑賞者は、回廊を経て次の仏像に到着するようになっています。 
それは長い旅路を経て仏像に出会うシルクロードの巡礼の道のりを追体験する感があります。
  また、仏像を胎内にやさしくいだくような堂の空間、あるいは、光と影等幻想的な壁面の構成は、

まさに彫刻と建築との微妙な調和を実現しております。
(いといがわベースより)



玉翠園と共通入園料だった谷村美術館
ちょっと個性的???な建物でした




石川県・富山県・新潟県をハシゴした今回の旅も
これで終了ですQueenly


写真は二の次でしたので、今回も拙い写真ばかりでしたが
最後までお付き合いいただきまして
ありがとうございました♪