桜満開の醍醐寺から毘沙門堂へ

09.4.5.

そうだ 京都、行こうでおなじみのJRのポスターを見て初めて醍醐寺という名前を知りました。
桜の海に浮かぶ島のようなお寺・・・今年の花見は京都市伏見区にある醍醐寺に決めました。

                   境内にそのポスターが展示されていました>                        
今日は高速道路も渋滞するのを見越して早目に出かけます。
大津SAのレストランから外を眺めると、ここの桜はまだ咲き始めたばかりです。
滋賀県は京都に比べると少し遅いみたいですね・・・
醍醐寺には霊宝館、三法院、伽藍と3ヶ所拝観料が必要です。
そのうち2ヶ所拝観する場合は1000円、3ヶ所拝観の場合は1500円となっています。
今回の京都はこの醍醐寺でゆっくり楽しむつもりで来たので3ヶ所分のチケットを買いました。
9時開館だというのに、30分前には長い行列が出来ています。
拝観券を買って、霊宝館の前で長い列の最後に並びましょ。
待つのは長く感じますね・・・


9時に門が開き、一気にしだれ桜が咲き乱れる霊宝館の庭園へと人の流れができました。
何本ものしだれ桜の巨木が、妖艶な雰囲気を醸し出しています。


この太い幹を見ていると、長い歴史を感じます・・・

少しオレンジがかったように見えるのはすでに新芽が出てきているからです。
ちらちらと初雪のように花びらが落ちるさまは
俳句でも書けそうな風流な気分にさせてくれます。
庭園を満喫した後、霊宝館の春期特別公開により館内に入ることができました。
歴史に疎いパンダですが、絵画彫刻書籍工芸などたくさんの聖宝を間近かで
見ることができて感激しました。


霊宝館を後に、次は三宝院の門をくぐります。
ここのしだれ桜も圧巻で、流れるような迫力には目を奪われます。


角度を変えてもう一枚。
花の数が多いからでしょうか?木全体がふっくらして見えます。
靴を脱いで三宝院の中へ入ります。

三宝院の庭園は撮影禁止で残念ながらここに公開できませんが
感激するほどすばらしい庭です。一見の価値があります★

仁王門にやってきました。
ここから先は伽藍で3ヶ所目の拝観券が必要です。


仁王門から先は拝観者もだいぶ減ってゆっくり歩くことができるようになりました。
この五重塔と桜を撮るためににたくさんのカメラマンが集まっています。
そういえば京都の雑誌にこのロケーションを見たことがあります・・・


境内のあちこちにたくさんの建造物があります。
芽吹きだした木々の中に溶け込むように建っていて趣があります。

ここは山桜が満開です。
華やかさはありませんがソメイヨシノよりやさしい色合いが好きです。


弁天堂に来ました。
もみじの芽吹き越しに朱塗の欄干が鮮やかです。

もう一枚、山桜を中心に撮ってみました。


金堂です。
醍醐寺の中心のお堂で、醍醐寺の歴史の古さを感じさせられます。

帰りに仁王門から総門方向の写真です。
まさに初詣並みの人の多さに唖然となります・・・
これもポスター効果でしょうか…


醍醐寺を堪能して霊宝館の前にある雨月茶屋で一服です。
甘味処からおみやげまでたくさんのお店が並んでいます。
お茶と桜餅をいただきました。
満足!満足!


京都の桜をもう一ヶ所訪れたいと思っていた場所があります。
そこは山科区にある毘沙門堂です。宸殿前のしだれ桜が有名です。
山科駅から狭い道を歩行者に気をつけながら
のろのろ走り、琵琶湖疎水を横断するとまもなく到着です。
駐車場に車を止めて一歩境内に入ると、そこは別世界がありました。
琴の演奏が披露され、しだれ桜の前にはお茶席が設けられています。


琴の生演奏を聞くのは何年ぶりでしょう・・・
うっとり〜!


ここは紅葉の名所としても有名で、桜の周りには芽吹き始めたもみじの木がたくさんありました。
また機会があったら秋にも訪れてみたい所です。


今回の京都はしだれ桜を求めて歩く旅でした。
帰りの渋滞を避けるため、早めに帰ることにします。
しかし、予想してたほどの渋滞はなかったようですね。

ご覧いただきましてありがとうございました★